ニュース速報:
タイ、国際商標登録に対する現地登録証の発行を開始
タイが2017年にマドリッド議定書に加盟して以来、国際商標登録(IR)の手続きはよりスムーズになりました。しかし、タイ商標局(TMO)の技術的な問題により、タイを指定した国際商標登録に対するタイでの登録証の発行が遅れていました。この度、タイ商標局はこの問題を解決し、タイを指定した国際商標登録に対する登録証の発行を開始しました。これにより、公的な認証を待っていたブランド所有者にとって大きな進展となりました。
長年、タイ商標局は世界知的所有権機関(WIPO)による登録許可の声明に基づき、タイでの登録証を発行することを約束していましたが、商品およびサービスの仕様に関する暫定的拒絶通報が原因で遅延していました。2024年8月時点でタイ商標局は技術的な問題を解決し、同年9月初旬から登録書の発行を開始しています。
タイ商標局は、まず2017年および2018年に提出されていた申請から未処理案件を処理しています。暫定的拒絶通報を受けなかった国際商標登録については順次登録証が発行されています。この進展により、長らくタイでの公的な登録証を待っていたブランド所有者にとって朗報となります。
今後の進展
タイ商標局が未処理案件に取り組む中で、特に暫定的拒絶通報を受けた国際商標登録指定を含むポートフォリオについては再確認されることをお勧めします。この進展は、タイにおける商標登録手続きにおける重要な変化を示しており、国際的な商標出願者にとって、より明確で効率的な保護が提供されることになります。
ブランド所有者は、これらの変更について最新の情報を確認し、ポートフォリオに関するサポートが必要な場合はご連絡ください。
著者
- Somphob Rodboon, Managing Partner
- Thanapha Phetkeereeskul, Senior Associate
- Gensei Ohama, Attorney-at-Law
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